メイクをして出社して、オフィスの空調で肌が乾燥してしまったように感じたとき、肌にうるおいを復活させることはほぼ不可能です。
スプレー式で簡単に水分補給ができる商品もありますが、それを使ったとしてもあまり効果はない。それどころか、さらに肌が乾燥する感じになることのほうが多いでしょう。
それは、つけてもすぐに水分が蒸発してしまうから。それまでわずかに肌に残っていたうるおいまでも、一緒になくなってしまうからです。
根本から考え直さなければ、メイクをしたあとに感じる肌の乾燥を解決させることはできません。
解決策は、これまでに説明したとおり。
洗顔方法を変える。化粧水の使い方を変える。やたらに脂分の多いものは使わない。部分的に必要なものを使う。
これらの方法を実践していると肌質も変わってくるので、乾燥も皮脂分泌も少なくなり、メイクの崩れも少なくなります。
肌質は、当然持って生まれたものもありますが、スキンケアのやり方しだいで、ある程度変えることができるのです。
空調による乾燥に対する問題は、メイクをする前に解決させる。このことからも、スキンケアの重要性がわかると思います。
僕のメイクレッスンに来て、それまでのスキンケアの方法が間違っていたとわかり、それから正しいスキンケアに変えた人たちからは、「あれからメイク崩れがしなくなった」とか「夕方までメイク直しをする必要がなくなった」という声をたくさん問きます。
お昼休みの時間に、多少の皮脂が出ているのを脂とり紙で押さえるくらいになったとのこと。
それでメイクが崩れるわけではありません。テカリを押さえたら、パウダーファンデーションで多少手直しする程度で終わりです。
